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卵子の質を調べるための基本検査

卵子は排卵してから約48時間受精能力があり、この間に精子と巡り会えば受精が成立します。しかし様々な要因から受精卵に至らなかった場合は48〜72時間後自然に淘汰され、1ヶ月後また別の成熟した卵子が排出されるまで受精の機会を待つことになります。

 

このサイクルを繰り返し、通常は左右いずれかの卵巣から交互に1つずつ排卵されると言われていますが、まれに左右同時に1つずつあるいはそれ以上の卵子が排出されることがあります。これらの卵子がそれぞれ受精すると双胎や多胎となります。卵巣がきちんとこの流れに沿って機能してこそ質のよい卵子が排出されます。今回はこれらを確認する基本的な検査について紹介します。

 

基礎体温

 

月経開始1日目から次の月経が開始するまでを1クールとし、毎朝体温を記録する方法です。目覚めたらすぐ布団から出る前に体温計を舌の下に入れて測ります。卵巣が正常に機能し卵子の質に問題がなければ、月経開始から約14日後に排卵、排卵後0.3〜0.5℃の体温上昇が12日前後継続します。

 

子宮内膜組織検査

 

月経前に子宮内膜の一部を採取する検査です。分析内容は排卵の有無であり分泌物の変化があれば排卵しており、内膜組織の増加が認められれば排卵がなかったということが分かります。他に細菌感染や子宮内膜症といった病変の有無を調べることが出来ます。

 

内分泌系ホルモン検査

 

排卵から2〜3日後すなわち次の月経予定の10日前に行う血液検査です。排卵後は受精卵の着床を助けるプロゲステロンというホルモンが分泌されます。血中のこのホルモン値を見て排卵の有無を調べたり、黄体機能に異常がないかを確認します。