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卵子の質と排卵障害

卵子の数が正常で卵胞が順調に大きくなれば卵子の質は高いと言えますが、排卵がスムーズにいかず妊娠に至らないケースもあります。今回はこの黄体化未破裂卵胞について紹介します。

 

黄体化未破裂卵胞とは

 

卵胞が排卵の準備体勢(黄体化)に入り黄体化ホルモンが分泌されているにも関わらず、卵胞から卵子が出てこない現象を指します。

 

原因

 

卵胞の破裂を阻害する要因はいくつかあります。

 

(1)最多はホルモンの分泌異常
本来授乳時に高くなるプロラクチンや男性ホルモンであるテストステロンの値が高かったり、多性卵胞症候群であったりすると発生しやすくなります。
(2)卵巣や子宮そのものに問題がある
すでに子宮内膜症や膣炎を発症している人に起こりやすいとされています。
(3)酵素不足
卵巣内のプラスミン(線溶系のタンパク質分解酵素)の活性力が低下すると卵胞内の液体が凝固し、卵胞が破れにくくなります。
(4)排卵促進剤
特にクロミフェンを用いて排卵促進を行なった場合、その発生率は3〜5倍に上昇し30〜40%に達すると言われています。
(5)ストレス
緊張や焦り、怪我をしたなどでマイナス思考に陥ると黄体化しても卵胞は破裂しにくくなります。

 

発症しやすい人の特徴

 

(1)流産を繰り返す人
卵子が生存するために必要なホルモンが不足すると、当然のことながら卵子の発育は困難になります。
(2)性生活の荒れた人
卵子の活力が低下したり悪化すると卵管閉塞などを引き起こします。
(3)30歳以上の人
30歳は卵子の質が衰えはじめるターニングポイントとなります。